黄色でストップかゴーか

郊外に居を構えていることもあり、私は車で移動することが少なくありません。ほぼ毎日のように10年以上も車に乗って年間3万キロ以上走っていますので、ある程度こちらの運転事情はわかっていると言っても叱られないと思います。追突された経験も何度もありますし…(涙)。

さて、ミラノに高名な日本人写真家M氏がおられて面白い文章を書かれるので、FB等でいつも拝読しているのですが、先日驚いたことがありました。その方は 「イタリアでは黄色信号になったらドライバーは加速する」と書いておられるのです。

私の印象は逆なんです。ミラノや近郊で運転している限り、黄色信号になった途端、すぐにしっかりブレーキを踏むと感じていました。むしろ日本での運転の方が、黄色 → GO! ではないかと。とはいえこの写真家M氏もいつも色々なところに出かけておられるようなので、決して出鱈目なことを仰ることはない筈です。

黄色信号で加速するか停止するか。かなりどうでも良いことでなのですが、人によってこうも認識が違うことがあるのだなあと思ったわけです。日本での出身地が異なっていることも理由の一つでしょう。

「ミラノでは、イタリアではこうなんですよ」 とか、「日本ではこうなんですよ」 と断定的に話すことが当然ありますが、自分の経験や認識が常に正しいわけではないことを肝に銘じないといけないなと学ばされました。…黄色信号では止まる方が安全なんですけどね。

(山根 力)