痛み

みなさん元気でお過ごしですかー。

去年の7月頃に腹筋ローラーなるものを使ってトレーニングした後、右肘に違和感が生じるようになりました。時間がたてば勝手に治って気にならなくなるさ、余裕余裕と高をくくっていたのですが徐々に痛みとして感じるようになりました。

少し重いボトルなどを右手で持つ時にも軽く痛みがあるのでちょっと不便になってきました。病院に行って専門医に見てもらったら、まずは理学療法士のところにいってみなさいと言われたので従順に10日ほど通いました。ショックウェーブ療法という歯を食いしばるほど痛い治療を経て、すきっと治ることを期待していたのですが一向に変化なし。悔しい。診断名は簡単に言えばテニス肘(肘の外側)とゴルフ肘(内側)の両方。ダブルですよ。えっへん。

なんて自慢している場合ではないのですが、日常生活に大きな支障がでるほど痛いわけではないのでなんとか騙し騙しやっております。

さて、うちの近所に日向ぼっこをするマリアというおばあちゃんがいるのですが、今日は随分と久しぶりにお話ししました。「あらあなた最近見なかったわね、元気してた?」「はい、元気してますよ! お元気でしたか?」と尋ねたら間髪入れずにマリアさんは「体が痛くてね!」と返事しました。このとおり私は右肘が痛いので、痛いという気持ちに寄り添える気がしました。「どこが悪いんですか?」「腰よ。それからこことココとココが痛んでね」

マリアさんは優に80歳は超えていると思われますが、体に痛みを抱えながら生きるって楽じゃないよなと、その辛さがわかる気がしました。

私はこれまでは自転車で転んで怪我をしたり、歯が痛くなったりして一時的に苦しみと戦わなければならないことは再三ありましたが、基本はずっと健康体でしたので今回のように長いのは初めてです。

…と、弱音のようなことを吐いてしまいましたが、ここで思い出したのは今は亡き継母のこと。股関節がどうしても痛むということで、10年ほど前にびっこをひきながら手術をされました。でも私はその頃は至って元気だったため、いま思えば心底から共感することができていなかったような…。ごめんなさい。

肘をさすりながら大いに反省した私は、妻のKKちゃんに「お義母さんにもう一度会えたら、あの時はごめんなさいって謝らないとなー」と言いました。そしたら「私のお母さんやったら、全然いいよ、ってすぐ許してくれるで」ですって。予想を遥かに越えた答えに心で大粒の涙を流す私でした。

みなさん無理な筋トレはしないように気をつけてくださいね!

(山根 力)