「都会暮らし」

みなさんこんにちは。ミラノの街中へ引っ越してから約一年が経とうとしています。私もすっかり慣れましたし、犬のマローも最初は「ここはどこ? ワンワン」とソワソワしていましたがもう今やすっかり都会犬。

さすがに街中暮らしは便利ですね。すぐに色々な場所に行けるし、徒歩圏内に様々なものが揃っている。郊外暮らしと比べて移動時間が格段に減りましたので時間が生まれました。

車を使うのも格段に少なくなりました。ガソリン代もかからないし(イタリアは高いんですよ! 日本円にして1リットル320円超え)、トータルで節約になっている気がします。

そういうことでミラノ市内暮らしは快適なのですが、あれ。何かおかしいぞ。と感じることが出てきました。

自然が恋しい…。そうなんです。我が家からは空は見えるんだけれど山は建物に隠れて見えず。前の郊外の家のバルコニーからは遠くアルプスの山々が見えました。それがなくなったことでちょっと息苦しく感じてしまうのです。

ミラノに移住してきたイタリア人の多くはミラノが好きじゃないと言いますが、そうですよね。いま、よくわかります。都会育ちで慣れている人は良いのでしょうが、自然が目に入ってこない生活というのは私にとってはなかなかチャレンジです。

それで私は時間を作ってミラノの外に出るように心がけています。数日前は自転車に乗ってきました。便利な都会生活と、自然との接触。よいバランスを見つけるようにします!

山根